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フランス前衛派の重鎮テュスクが、1992年に発表した舞台劇。コンポジションを貫く静寂な言葉と、インプロヴィゼーションを貫く響きの詩。 　1965年にフランスのフリージャズの金字塔アルバム『フリージャズ』を発表したテュスク。しかし、以降の彼の音楽は転換に転換を重ねるようになる。『フリージャズ』以上にフリーな『Intercomunal Music』、フランス-ブルターニュの民族音楽との融合、一転してメロディと定型リズムへの転換。本作は、詩と音楽による舞台劇として作られた「悦楽の庭園」をＣＤ作品化した意欲作で、『フリージャズ』のまさに真逆をいくほどに精緻なコンポジションと静かなフランス語の響きを音楽に導入し、また詩は連作としてひとつの思弁世界を作りあげる。90年代のテュスクの作品として最も高い評価を受けた作品。